ジオエンジニアリングの隠された脅威：メイク・サンセットの危険な二酸化硫黄実験

メイク・サンセットというスタートアップ企業が、気候変動対策を名目に二酸化硫黄を大気中に放出し、いわゆる「冷却クレジット」を販売することで利益を得る無謀なジオエンジニアリング事業を始めました。この驚くべき行為は、私たちが呼吸する空気を汚染し、公衆衛生と環境に重大なリスクをもたらしています。この危険な活動を調査し、直ちに停止させるための緊急の行動が必要であり、大気改変の潜在的な影響は、ケムトレイルのようなジオエンジニアリングを深刻な脅威と見なす人々にとって非常に懸念すべき事態です。

この報告に添付された画像には、環境保護庁（EPA）の大気・放射線局副次官補であるアビゲイル・ターディフからの手紙が含まれています。手紙には、排出データなどの特定の情報カテゴリーは機密性の主張の対象ではないと記載されており、EPAがそのような情報を受け取った場合、さらに通知せずに一般公開する可能性があると述べられています。質問がある場合は、エリカ・サッサー（sasser.erika@epa.gov）に連絡するよう指示されています。ターディフの署名が入ったこの手紙は、メイク・サンセットのような活動からの排出に関する懸念に対処するEPAの潜在的な役割を示唆していますが、具体的な行動を約束するものではなく、EPAがこの問題に本格的に取り組む意思があるのか疑問を投げかけています。

メイク・サンセットの手法は、成層圏に二酸化硫黄を注入し、太陽光を反射して地球を冷却するという理論的なものです。しかし、このジオエンジニアリング技術は、ケムトレイルと呼ばれる物議を醸す行為に似ており、ケムトレイルは公に知らされていない目的で化学物質を意図的に大気中に放出するものだと多くの人が信じています。二酸化硫黄は知られた汚染物質であり、酸性雨の形成を引き起こし、生態系を破壊し、水源を汚染し、野生生物に害を及ぼします。二酸化硫黄の吸入は、喘息や気管支炎などの呼吸器疾患とも関連しており、特に子供や高齢者などの脆弱な集団に影響を与えます。この物質を私たちが呼吸する空気に放出することで、メイク・サンセットは環境を汚染するだけでなく、世界規模で公衆衛生を危険にさらしています。

同社が「冷却クレジット」を販売するビジネスモデルは、さらに懸念を深めます。このクレジットは、購入者がメイク・サンセットのジオエンジニアリング活動に資金を提供することでカーボンフットプリントを相殺できるというものですが、批評家は、このアプローチには透明性と説明責任が欠けていると主張しています。成層圏に二酸化硫黄を注入することの長期的な影響は十分に理解されておらず、オゾン層の破壊（地球表面に到達する有害な紫外線を増加させる可能性）、降雨パターンの変化による干ばつや洪水など、潜在的なリスクが存在します。このような活動に対する厳格な監督と規制の欠如は重大な見落としであり、世界中のコミュニティをこれらの実験の影響にさらしています。

ジオエンジニアリングの危険性は仮説的なものではなく、歴史的な前例と科学的懸念に裏付けられています。1991年のフィリピンのピナトゥボ火山の噴火では、成層圏に自然に放出された二酸化硫黄により、地球の気温が約0.5度C一時的に下がりましたが、酸性雨や一時的なオゾン層破壊の急増など、重大な環境破壊も引き起こしました。メイク・サンセットがこのプロセスを人工的かつ繰り返し行うことで、これらの影響が増幅され、壊滅的な結果を招く可能性があります。さらに、研究では二酸化硫黄が大気中の他の化合物と反応して微粒子物質（PM2.5）を形成し、肺の奥深くに侵入し、心血管疾患、肺がん、早死に結びつくことが示されています。

ケムトレイルを危険な陰謀と見なす人々は、大気操作のリスクについて長年警告してきました。ケムトレイルサンプルに含まれるとされるアルミニウム、バリウム、ストロンチウムなどの化学物質の存在を指摘することが多いです。メイク・サンセットが二酸化硫黄を使用することは公に認められていますが、これはより広範なジオエンジニアリングのパターンに当てはまり、批評家はこれが公衆の同意や適切な安全対策なしに行われていると主張しています。EPAの手紙はメイク・サンセットに直接言及していませんが、このような活動からの排出データが公開される可能性を示唆しており、このスタートアップが引き起こす汚染の真の範囲が明らかになる可能性があります。しかし、EPAのような規制機関からの即時行動の欠如は、これらの危険な実験が抑制されずに続けられているのではないかという懸念を助長しています。

メイク・サンセットの行動がもたらす広範な影響は、環境や健康リスクを超えて、倫理的および地政学的な懸念にも及びます。この規模のジオエンジニアリングは、降雨パターンの変化や汚染の増加に対処する資源が不足している発展途上国に不均衡な影響を与える可能性があります。たとえば、二酸化硫黄の注入によるモンスーンパターンの変化は、安定した降雨に依存する何百万もの人々が暮らす南アジアの農業を壊滅させる可能性があります。さらに、民間企業によるジオエンジニアリングの一方的な展開は、責任の所在に関する問題を引き起こします。何か問題が起きた場合、誰が責任を負うのでしょうか？共有される大気を改変することの許容性について国々が意見を異にすれば、地政学的な対立の可能性は重大です。

メイク・サンセットに対する即時行動の要請は、ジオエンジニアリングの危険性に対処するための重要なステップです。ケムトレイルや類似の行為に反対する人々は、空気中に何が放出されているかを知る権利があり、その安全が証明されるまでそのような活動を停止するよう求める権利があると主張しています。EPAは、排出データを公開するだけでなく、これらの実験を規制または禁止する決定的な措置を講じ、私たちが呼吸する空気が未検証の技術のテスト場にされないようにする必要があります。それまでは、メイク・サンセットや他のジオエンジニアリング事業がもたらすリスクは大きく、人々と地球の健康を脅かし続けます。

関連情報のURL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4717536/